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ぼくは奇妙に明るい夜のことを、今でも思い出す。
聞きなれているはずの声が妙にくすぐったく聞こえ、
まるで大人のヒトみたいな甘い匂いを、熱い空気と共に吸い込んだ。
あの時姉がなぜぼくを選んだのかそれは謎のままだけれど、
見たことのないような夜の色に魅せられて、
ぼくは単純に興奮していた。